【概論】2つのタイ古式マッサージ スタイル

「タイ古式マッサージ」は大きく2つのスタイルに分類されています。

それは
・ワットポースタイル
・チェンマイスタイル
の2つ。

ここでは、その違いについて簡単に説明していきます。
(なお、当講習会ではチェンマイスタイルでやっています)

 

基本動作は同じ

双方のテキストを比べてみたところ、多少の違い(順序・強さ・型)はありますが、6〜7割は同じ…という印象です。
なので、片方を覚えてしまえば基本的なポイントに関しては両方とも問題なくできるようになると思います。

相違点として強く感じるところは
・ワットポー式の方が手技がシンプル(メリット:初学者でも覚えやすい)
・チェンマイ式には独特の手技がある(メリット:付加価値の高い技術が覚えられる)

の2つです。

もっと細かく分ければ相違点はでてきますが、そうは言っても源流は同じタイの伝統医学。
日本において「リラクゼーション」として提供するのであれば、ざっくり同じ…という理解で支障はないと思います。

ワットポー式の特徴

日本で言う「指圧系の手技」が多く、どちらかというと強押しが好きな人向けです。

また「ワットポー」は日本語に訳すと「ワット寺」になります。
18世紀にタイ全土の各地方の民間療法の資料が王室主導の下でワット寺に集められ、改めて「タイ古式マッサージ」として改変。
王室向けに作られた経緯もあり、位が高い人に施術をしても無礼がないように施術を組み立てたため、今の形になったとされています
(汗が垂れたり肌が直接触れないように腕を伸ばして距離を置く、受け手の身体を跨がない…等)

そのため、所作に関してはワットポー式の方が厳格な印象があります。
腕を伸ばして距離を置く…というスタイルのため、必然的に指圧系の手技が発展したと思われます。
また、中国の経穴の考え方も強く影響があるため、日本人に馴染みのある「つぼを刺激する」形での施術が組み立てやすい特徴があります。
何より、タイ全土の民間療法の集大成とも言えるスタイルです。

世界的にも「ワットポー」と言えば通じる知名度は絶大だと言えるでしょう。

チェンマイ式の特徴

チェンマイ式の特徴は、ストレッチを多く取り入れたヨガや柔軟体操の要素が多いです。
ゆったりとしたリズムで、施術者も受け手も全身を使ってお互いに身体をほぐしていくイメージ。

こちらはワットポー改変前の「タイ古式原型マッサージ」に近い…とされています。
そのため、受け手を跨いだり、密着したり、時には踏んづけたり(笑)
細かいところに目を向けると手数もワットポー式の4〜5倍はある…と考える人もいます。

タイ医学の原型が残っている事も影響しているのか?
俗に「ランナースタイル」と呼ばれる事もあり、これは経穴のようなポイントではなく、経絡のような「セン(タイ医学的なエネルギーの走行)」を意識して施術をします。

基本的に刺激量は少なめ。
そのため、強押しに慣れている人には物足りなさを感じる人もいますが、心地よい刺激に寝てしまう人が多いようです。
そして、少ない刺激でも的確にセンを捉えて施術を行うと「あれ?なにこれ?」というぐらい身体が軽くなる事も珍しくありません。

個人的見解

よく「どっちがいいの?」聞かれることに加え、他のサイトでも比較されていますが…。

結論としては「どっちでもいい」と思います。
(スクール的には、自分が教えるスタイル=ここではチェンマイ式がいいよ!…とオチをつけるべきところですが^^;)

双方に優劣はありませんし、志の高い施術者ならやっているうちに色々混じって「自分スタイル」が出来上がるのが自然の流れです。

強いて個人的な印象を言うと
・座学:ワットポー
・実技:チェンマイ
が最強かな?と感じています。

ワットポー式は王室が改変しているだけあって、タイ医学の歴史に関してはかなり突っ込んだところまで勉強しやすいです(資料の入手が楽)
チェンマイ式は老若男女や身分の上下を問わず施術をする事を前提としているので、覚えることは多くても覚えてしまえば守備範囲はかなり広がります。

自分の場合は、勉強をしに行った場所が「たまたまチェンマイだった」と言うだけの話です。
(講習の日程、費用、都市部より田舎町の方が好きだった…等々)

最後に宣伝

…と言うわけで、当講習会では「チェンマイ式」の実技講習を行っています。
これも自分の場合で申し訳ですが、タイ古式マッサージを取得後の変化として

・自身の体の使い方が楽になった→疲れにくくなった。
・小児や高齢者に対する施術がしやすくなった
・うつ伏せ、仰向け、横向き、座り姿勢…なんでも対応できるようになった。

これだけでも、タイ古式マッサージを習得するメリットはあると思います。
また、座学はチェンマイ式にワットポー式も加えながら行うことで、より精度の高い内容を目指していきます。

はい、宣伝でしたm(_)m

 

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